放射線取扱主任者試験を受験した方、これから受験を考えている方に向けて、2026年度(令和8年度)の実施状況、試験の概要、公式問題・正答の確認先、今後の学習手順をまとめます。
試験日程や手続きは年度によって変わる可能性があります。申込みや受験にあたっては、必ず原子力安全技術センターの最新情報をご確認ください。
2026年度の試験実施状況
2026年度(令和8年度)の放射線取扱主任者試験は、次の日程で実施されました。
- 第1種:2026年8月19日(水)・20日(木)
- 第2種:2026年8月21日(金)
原子力安全技術センターは、2026年度の試験問題・合格基準・正答を公式ページで公開しています。受験した方は、転載情報ではなく次の公式資料で確認してください。
2026年度の試験問題・合格基準・正答を確認する(原子力安全技術センター)
合格者の受験番号は、2026年10月5日(月)に原子力安全技術センターのホームページで発表される予定です。自己採点は復習の参考になりますが、最終的な結果は公式の合格発表をご確認ください。
放射線取扱主任者試験とは
放射線取扱主任者は、放射性同位元素等による放射線障害の防止について監督するために設けられた資格制度です。第1種・第2種放射線取扱主任者試験には、学歴、年齢、性別、経験などによる受験資格の制限はありません。
試験に合格しただけで免状が交付されるわけではありません。第1種または第2種の免状を取得するには、試験への合格に加えて、所定の放射線取扱主任者講習を修了し、免状交付の手続きを行う必要があります。
第1種・第2種の試験課目
第1種と第2種はいずれも、次の5課目から構成されます。
- 放射性同位元素等の規制に関する法律に関する課目
- 放射線取扱主任者としての実務に関する課目
- 物理学のうち放射線に関する課目
- 化学のうち放射線に関する課目
- 生物学のうち放射線に関する課目
第1種と第2種では、実務課目で扱う放射性同位元素や施設、安全管理などの範囲が異なります。詳しい出題範囲と時間割は、受験する年度の「受験の手引き」で確認してください。2026年度は、第1種が2日間、第2種が1日で実施されました。
2026年度の試験課目・時間割を確認する(原子力安全技術センター)
2026年度を受験した方が今行うこと
1.公式の正答を確認する
記憶だけで判断せず、公開された問題と正答を使って自己採点します。間違えた問題は「知識不足」「計算ミス」「問題文の読み違い」に分けて記録すると、次の学習につなげやすくなります。
2.苦手分野を整理する
結果を待つ間に、正解・不正解だけでなく、根拠を説明できなかった問題も復習しておきましょう。特に複数の課目に関係する基礎事項は、個別の問題ではなくテーマ単位で整理すると理解しやすくなります。
3.10月5日の公式発表を確認する
合否について本記事で独自の判定は行いません。2026年度の合格発表は、10月5日に原子力安全技術センターのホームページで確認してください。
これから受験する方の学習計画
2027年度以降の試験日程は、2026年9月12日時点では発表されていません。過去の日付から試験日を推測せず、次年度の受験案内が公開されたら公式情報を確認してください。
1.放射線物理学の基礎を固める
原子と原子核、放射線の種類、放射性壊変、X線の発生、放射線と物質の相互作用などを確認します。公式を暗記するだけでなく、各量の意味と単位を説明できる状態を目指します。
2.放射化学と放射線生物学を学ぶ
放射性核種の性質や化学的な取扱い、生体への影響を学びます。物理学の内容と関連づけながら進めると整理しやすくなります。
3.測定・安全管理などの実務分野へ進む
検出器、測定値の扱い、汚染管理、遮蔽、安全管理などを学びます。基礎科目で得た知識が、実務上どのように使われるかを意識しましょう。
4.法令を最新の内容で確認する
法令は古い教材だけに頼らず、受験年度の受験案内に示される基準日と出題範囲を確認してください。数字や手続きだけでなく、誰にどの義務が課されているかを整理します。
5.公式の過去問題で総合演習を行う
一通り学習した後は、公式の過去問題を時間を測って解きます。不正解だった問題だけでなく、偶然正解した問題も解説できるまで復習してください。
おすすめ参考書について
参考書は、最初から何冊も購入するより、「基礎を理解する本」「全範囲を確認する本」「問題演習用」の役割を分けて選ぶと使いやすくなります。参考書ごとの特徴と選び方は専用ページで整理しています。
公式情報・参考資料
確認日:2026年9月12日

